02住宅リフォームで
バリアフリー
にしよう

住宅リフォームの目的には、耐震性の強化や設備の改修などがありますが、それと同時にバリアフリー仕様にする事をおすすめします。バリアフリー仕様にする事で、小さな子供からお年寄りまで安全に暮らせる家になります。住宅リフォームでバリアフリーにする際のポイントをご紹介いたします。家の中には、不便な部分や危険な場所が意外とたくさんあります。住宅リフォームで解決できる問題はたくさんあるので、家をバリアフリー化して安全で安心な暮らしを送りましょう。

Point1段差をなくす

玄関や廊下と部屋の境界線、お風呂場など、家の中にはたくさんの段差があります。1~2cm程度の小さな段差であっても、小さな子供や高齢者はつまずいてしまう事があるので、スロープを設置するなどの対応が必要です。段差がなくなれば、車椅子や歩行器を使って生活する際もスムーズに移動する事ができます。住宅リフォームの計画を立てる前に、家の隅々までチェックして段差がある場所を確認しておきましょう。

Point2床の素材に注意する

ほとんどの住宅では床がフローリングになっていますが、フローリングはワックスがかかっていて滑りやすいため、高齢者の方は転倒してしまうおそれがあります。フローリングで転倒すると骨折などの大ケガをする事もあるので、滑りにくい素材を選びましょう。滑り止め加工がされたフローリング材や滑りにくいコルク材などがおすすめです。 廊下や部屋の床だけでなく、脱衣所や浴室の床材も滑りにくい素材にすると、転倒事故の予防になります。

Point3開き戸を引き戸へ変更

玄関扉や洋室のドアは、開き戸になっている事が多いです。開き戸は誤ってドアに指を挟んだり、風にあおられて勢い良く閉まったりする危険性があります。また、幅が狭いため、車椅子では通れないドアもあります。 開き戸を引き戸へ変更する事で、これらの問題は解決できます。引き戸は子供や高齢者でも簡単に開閉でき、入り口の幅が広くなるので、車椅子の方でも楽に出入りできます。